ハードボイルドさが面白い もくら
◎ もぐら (中公文庫)
この作者 矢月秀作さん、その作品を全く知らなかった。
ブックオフの108円本で見つけて読んだ。
ハードボイルドだか推理小説だかと思って、読み始め。
出始めは少々荒い書き方の感じでだったが、
読み進むと面白くなってくる。
主人公が、ちょっと強過ぎてと思ったが、
スピード感、正義感、アクション感など
面白く話が展開。
終盤になって、読み手に黒幕を想像させながら
最後のどんでん返しでも、つじつまは無理ない。
主人公が強過ぎること、重症を負っているはずなのに、
次の現場に一人で攻めていくことなどが少々疑問を感じるが、
それでも全体的に面白い小説。
この、”もぐら”も8作ほどあるようだ。
次も読んでみよう。
警察小説を続けて読んだが、その差が面白い。