感激の徒歩横断 自分発見の旅アメリカ横断
◎ 自分発見の旅アメリカ横断―ひとり歩き5000キロの奇跡がはじまる
1971年に5ヶ月かけて、徒歩でアメリカを横断した経験談。
1971年の話だが、本は2002年の出版。
50歳に近付き、自分の人生について考えて、
自分を支えている22歳のときの経験を綴った話。
文章が下手だがとか言っているが、
感じたことを素直に書いているためか、非常に読みやすく、
そのときの感情を素直に感じ取れる。
通勤の行き帰りの電車内2日ほどで読み終えた。
内容は、ロスアンゼルスからワシントンDCまでを、
一人だけで徒歩でということは、壮絶な旅だったと思う。
砂漠、山の中、豪雨、ヒョウ、竜巻などいろいろな自然との闘い、
疾走する道路の車、意地悪な人、泥棒など人との戦いもある。
一人だったことで、孤独との戦いが一番大きかったのだろうな。
30年前だから良かったこともあるのだろう。
泥棒との遭遇は1回しかなったそうだが、
今では街中では結構危ない場所もある。
インターステートに沿って歩いたので、
方向などは判り易かったのだと思うが、
今ではインターステートは完全に徒歩とはかけ離れた場所にある。
しかし横断が終わったときの感激、
やさしい人々との触れ合いなど、
沢山の感動もあったと思う。
感動を感じれる本。
車でではあるが、2年後には仲間3人でアメリカを横断することを計画している。
行き方の場所でも参考になった。