世界を駆け回る歴史的紛争,因縁の話 約束の地

◎ 約束の地


また志水辰夫の長編。
日本人だと思ったら,トルコ生まれでロシア,満州と流れてきたオジイサンだったり,
主人公も本当は満州人だったりと,
日本からトルコ,アルメニア,イギリス,パリと話は時も経て駆け回る。
文庫本で640ページもなる長編。
場所と時代がクルクル変わり,カタカナの登場人物が沢山いるので,
前後関係などを良く覚えておかないと判らなくなる。


歴史的紛争も絡めて,
面白い作品でした。
これもシミタツの面白い作品の1つ。