納得のアメリカ論
◎ 街場のアメリカ論
まえがきが、やっぱり読み難い。
難しい言葉と聞きなれないカタカナで書かれた英語。
まえがきが長い。20ページを超える。
止めようかと思ったが、1章からは普通の文章になって読みやすくなる。
自分の大学院でのアメリカ論の授業を本にまとめたそうで、
文章も難しくないのだろう。
黒船から終戦までは日本とアメリカの関係は余り友好ではなかったとか、
アメリカの成り立ちから
うっかり間違った統治者が選出されても破局的な自体にならないように制度化されているという特徴
日本の漫画とアメリカン・コミックの相違、
日本の戦後の漫画の意味付け
など、非常に納得で、参考になった。
あとがきで、アレクシス・ド・トクヴィルという人の
アメリカにおけるデモクラシー
という、1835年の著作に感動し、
トクヴィルを読み手と想定して今のアメリカの説明した本とのことで
読み易く書いたのだろう。
今度は、アレクシス・ド・トクヴィルのアメリカにおけるデモクラシー を読んでみたい。