やはりA6ノートが良い

◎ 情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)



◎ 100円ノート「超」メモ術―目から鱗が落ちる!




もう何年も、上着の左内ポケットにA6ノートをいれて、メモ帳として使っている。
外出中などの折に、メモとかアイデアを思い付いた時に、
このA6ノートに順番に書いている。


確か、大昔にNYCへのジャズツアーに行った時に使い始めたのだと思う。
初めの方から順番に日記的メモとか、行きたいライブなどをメモしていき、
後ろからは、使った金などをメモしていたと思う。


その後、普段のメモにも使い始めた。
電車に乗っている時は普段は本を読んでいるが、
読む本がない時とか、
過去メモが気になるときには、
このA6ノートを読み直したりしている。


最近は、朝の血圧の記録、常駐先の出退勤時刻なども書き込んでいる。



どこかのブログで上記の本が紹介されていて、
A6ノートの話だと思って、図書館で借りて読んだ。


共にA6ノートに限定している訳ではないが、
やはり上着内ポケットに入ること、
安くて気軽に使えること
などが、A6ノートを使う理由に挙げている。


A6ノートは100円ショップでも数冊まとめて100円だし、
コンビニでも売っているので、
何処でも、安く購入できる。


この2冊の本を読んで、いくつかのヒントももらった。
特にメモ用紙を貼り付けるテープ糊、そのメモ用紙の折り方などは非常にありがたい。



情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス) での気になるポイント。


50ページからの使い方の説明。
・何でもここに書く
 メモ用紙、ポストイットのメモなども全てA6ノートに貼ってしまう。
 買い物のメモも用が済んでも捨てずに、斜線などを書いて、残しておく。
 このメモを残しておく方法は私も同じだが、
 メモ用紙を貼れるテープ糊の利用で、メモを残す方法が広がった。
・時系列を守る
 これも私も同じ方法でメモを書いていて、ページ一番上に日付を書き込んでいる。
・日付ラベルは六桁で
 この部分に関しては、
 私は2000年問題でシステム屋としては思い知ったので、
 私の場合には、2013/12/29とフルに書き出している。
 実際には、これからのメモでは、頭の”20”は不要なのだろう。
・略記は「ローマ字母音抜き」
 言っていることは判るが、
 年月をへると興味の部分が違ってくるので
 後で見たときには、その略記方法では意味が判り難くなるのではと思うのだが。
・「とりあえず貼る」効用
・探書リスト
 日常的に使うリストを書き出しておくということ。
 私は、これは大きめのポストイットに書き出しておき、
 最後の方のページに貼っておき、必要な時に参照。
 ノートがいっぱいになって、次のノートに交換する場合に、
 ポストイットも貼り移す。
 時々電話する重要な電話番号などは便利です。
 携帯電話にも登録してありますが、
 持ってくるのを忘れた時とか、電池がなくなったときに便利です。
 実際には、家族の携帯電話、海外の親戚の電話番号をメモしています。
・ペンは失くすのが前提
 ペンはあちこちに置いておけとなっています。
 私の場合には、10年以上前に発売された、500円のシャーボを5本程度買っておき
 上着に2本、カバンに一本、自宅の机に2本などとおいています。
 シャーボは赤黒ボールペンとシャーペンの3種類で使えるので、非常に便利です。
 この1本だけで殆どの場面で不足はありません。
 元は20年以上前にアメリカ出張時に購入したシェーファーの、同様なボールペンを使っていましたが、
 これは高かったので、1本しか持っていなかったのが問題でした。
 筆記用具はシャーボで充分になりました。


メモ用紙の貼り付けにかんして:
70ページからの”A4書類の貼り付け方”が非常に参考になります。


A4は4つ折りにして、真ん中に糊を付けて、
A6ノートの開いた状態の真ん中の芯に貼る感じ。
見るときは、4つ折りを広げる、となっています。
またA4を4つ折りにしても、A6ノートいっぱいになるので、
隅を少々はさみで切ってから貼る。
A4書類でも4隅は余白なので、少々切っても問題ないとのこと。


この辺は、目からウロコの説明、アイデア


79ページから”これだけは欲しい文房具”のページで、
”貼ってはがせるスティック糊”が紹介されている。


初めて知り、これだと思って紹介されている、
Scotchの糊を近所の文房具屋へ買いに行きました。


残念ながら、この店にはScotchがなく、他メーカーの似た糊を購入。
しかし、これが上手くつかない。
糊の強度が弱い。


検索すると、あるブログで、
スティック糊は粘着性が弱く、テープ糊が良いと説明。
早速文房具屋へ。
これも沢山の種類がある。
ブログで勧めていた”コクヨドットライナー”にも沢山ある。


結局、コクヨ テープのり ドットライナー ロング 大容量タイプ 36m 瞬間接着 しっかり貼るタイプ タ-DM4400-10 を購入。
試すと、中々良い感じ。
これでA6ノートが最強の記録ノートになりそうだ。


この本では、111ページ以降で、作成したメモの活用方法が列挙されている。
著者は企画系の仕事の人なので、
メモを仕事、企画アイデアで利用するというのは当然だろうな。


167ページ

何でも記録していれば、自然とアイデアは生まれてくる



197ページからの、”索引をデジタル化する”。
これが、この著者の独特な部分。

実際にテキストデータで作ってみると、予想以上に便利でした。

A6ノートの各メモのタイトル、
6桁日付+分類+タイトル
Windowsのメモ帳などを使ってテキストで作成。
テキストなのでファイルも小さいし、
どのようなシステムでも扱え、
使用するPCにメールなどで送っておく。
いろいろな場面で利用可能とのこと。


著者は、アイデアだしの時には、
このテキストを検索して、過去のメモを探して、
参考にするそうだ。


確かに、一度作ってしまえば、メモ一覧の作成は簡単なのかとも思う。
中々作り始められそうもないが。


218ページ

キーワード検索で項目をヒットさせるコツは、なるべく作成時に固有名詞をタイトルに入れておくことです。この例ならば「ノート術」という仮題ですね。

ということで、各メモのタイトルへの」工夫も必要。


226ページのあつがきから

情報管理にコストをかけず、ごく単純なシステムを作ろう。

万能のノートはないが、万能のノートを「作る」方法はある。

確かに、ノート自身が問題ではなく、使い方が問題。



次の、100円ノート「超」メモ術―目から鱗が落ちる! の気になる点。


表紙の絵 を見ると判るが、
この著者は、沢山の工夫をしている。


表紙の絵で判るのは、
・裏表紙の切れ目を入れて、最終頁の索引を直ぐに開けられるようにする
・最終頁の索引の各項目と関連ページの同じ行にマークを付けることで、簡単に該当ページを参照できる
・初めのページから書き終えたページの右下を少々チギルことで、最終空きページを直ぐに開いて、メモ書きを始められる


読むと理屈は判るのだが、その努力も大変だなとも感じる。
この辺が、前の本の著者との違い。


この本では、最初の方で、メモの活用方法から説明を始めている。
前の本と逆の書き方。


28ページから、”シンプルだから、だれでもが使いこなせる”の3つのメモ術ルール。
・第一のルール:どんなことでも、1冊のノートに書くこと
・第二のルール:書き終えたら、当該見開きページの右下角をちぎること
・第三のルール:書き終えたら、インデックス(項目名)と検索マークをつけること


42ページ

「超」メモ術は、人間がフルに発揮できていなかった能力を補完するもの

つまり、PCの外部記憶ということ。


50ページ

ます、「なぜ1冊に絞るか」ですが、答えはとても単純です。書くためのものが複数あると、いざ何かをメモしようとしたときに、書くべき内容に合ったものを選び出し、それがどこにあるかを探すのが大変だからです。



53ページ

メモすることの目的は、ヒラメキからアイデアへ、さらに企画へと発展させていくことです。そのためには、時間をおいて何度もメモを眺め、考えます。



56ページから”「超スピードノート」のつくり方”が始まる。
著者のノート術は、
直ぐにメモ帳の空いたページを開いて、
メモを書き始められることが目的でもある。


その作り方
・A6ノートを購入
・表紙の右下角を三角に少々カット
・裏表紙の真ん中あたりを少々カットし、最終頁を直ぐに開けられるようにする


89ページ

いいアイデアというのは、何も考えていないときに、ふっと頭の中を過ぎるように浮かんでくるものです。



94ページ

メモを「追記」する場合は、多色ボールペンの使用を推奨しています。



95ページ

メモには、思考過程が映像のように記録されているのです。これは手書きのメモだけが持っている最高の特徴です。



120ページ

検索マークをたどり、ページを開入れ見ているときは、メモの内容を読んでいるだけではなく、自分の脳に記憶されていた情報も同時に読んでいるのです。



142ページ

このように、「超」メモ術では、「超スピードノート」と脳の連係プレーが行われます。「超」メモ術は、人間の脳の活動を補完するツールであり、ノートだけでは成り立ちません。「超」メモ術が驚くような効果を上げるのは、脳と一体となって機能するからなのです。



196ページ、”メモ帳の必須条件”
・メモはすぐに書けるというスピードが命
・メモ帳はアイデアの熟成器でなければならない
・メモのルールは簡単でなければいけない
・記載スペースは自由に増やせるものでなければいけない
・メモはいつでも素早く、悩まないで探せないといけない
・メモ帳はどこでも、いつでも低価格で購入できないといけない
・メモ帳は長期間にわたって活用できるものでなければいけない
・メモするときに脳をつかってはいけない


199ページ

どうやら脳には記憶脳と思考脳があり、それぞれの容量が決まっていて、その容量は年齢とともに少なくなっている実感があります。脳を部屋にたとえるなら、若い時は大広間ですが、年齢とともに小さな部屋になってしまうようです。



203ページ

情報量が多すぎると、頭の中で混乱を起こし、全体の把握ができなくなってしまうことがあります。そんなときに、「超」メモ術で思考脳にある情報を書き出すことによって、脳内の情報をイメージ化することができ、その処理能力が高まるのではないかと考えています。




2冊ともに読みやすい本で、200数ページで適度な文字で、
通勤電車の行き帰り2,3往復で完読でした。
メモの取り方、方法、メモ帳活用方法などに参考になります。