ヒートアイランド 映画も良かった
久々に見る、素晴らしい原作が、上手く映画化出来た例だろう。
今年初め本屋で見かけて初めて買った、垣根涼介のヒートアイランド
その面白さに、数ヶ月で垣根涼介の全ての作品(10作品)を読んでしまった。
下の娘が何故かヒートアイランドを読み、その後、勧めたワイルド・ソウル、午前三時のルースターを読み終えてしまった。
たまたまか、ヒートアイランドが映画化され、娘が見たいとのことで、昨夜渋谷へ。
全く期待していなかった。
大沢 在昌の天使の牙の映画化が驚きの違いだった。
原作の奇想天外の面白さ、スピード感などが全く失せていた。
ヒートアイランドは面白かった。
原作の骨格は保ったまま、沢山の省略、少々の意訳の映画化だった。
音楽、構成なども良く、映画の作成者が楽しんで作っている様子が見えるような映画だった。
スピード感もあり、配役もピッタリ。
あれだけの長い話を2時間の映画に良く出来たと思う。
ヒートアイランドは映画化できたが、ワイルド・ソウルは映画には出来ないだろうな。
ヒートアイランドの続編のギャングスター・レッスンは、いまいち面白くないので映画化は不要だが、
その続編のサウダージの映画は見てみたいな。