18巻完読 懐かしいエロ本の”女薫の旅”

やっと18巻読み終わった。
11月初めから読み始めているので、1ヶ月掛かった。
通勤の生き返りの電車内が殆どの読書時間。
16巻目の女薫の旅 愛と偽りで終わったと思ったら、違っていた。
未だ女薫の旅 今は深く女薫の旅 青い乱れがあり、急いで池袋の本屋で購入して、読み終わった。


懐かしくて読み始めたが、18巻と言う長編を”読み切るぞ”という思いだけで読んでしまった。
話は終わっていないので、何となくしり切れトンボのような感じもある。


1巻目の女薫の旅は、1998年11月から週刊現代で連載が始まっている。
自分では、この半年後くらいから週刊現代で読み始めたはずだが、
余りに連載が長く、その後読まなくなっていた。


修善寺の山神大地という男の子の、中学3年生からの女性関係の話で、
文庫本18巻の女薫の旅 青い乱れでも未だ高校2年生という、
これでもかこれでもかと言うほど、非常に長い女性体験談。
エロ話なのだが、もろにエロな話でなく、
体だけでなく心もつながるからという主旨も面白い。


16巻で2007年4月までに週刊現代の連載をまとめなおした文庫。
17巻、18巻は随分と薄い本だなと思ったら、
17巻の初めは週刊現代の連載だが、
途中から(2007年8月)Mouraというサイトへの連載となった。
Mouraというサイトで 『女薫の旅 疾風篇』をはじめから読むことができる。
つまり、17巻後半からはWebサイトで読める。
現在は18巻目以上に話は進んでいる。



著者の神崎京介さんは三島の出身なので、舞台が修善寺のようだ。
三島は私の母方の実家でもあるので、三島大社の祭りの模様などは懐かしい。


追記:2009/2/8
書き忘れていた、
読んでいて少々違和感を感じること。
・高校生だと、好きな女の子が出来ると、いつも一緒にいたいと思うはずだが、
 この主人公は誰ともステディな関係にならない。
・性的関係を持つときには、妊娠とか性病の心配があるが、
 全く予防措置をしない、心配しないことが奇異に感じる。
まあ、小説なので良いのでしょうが、
現実的に考えると少々違和感を感じる。




「女薫の旅」文学的分析に非常に詳しいシリーズの解説がある。
Wikiで作られているが、
内容的にも、作りも非常に上手く、データベース的なページになっている。
こういうページを作ると、アフィリエイトも売れるだろう。



18巻を全て取り揃えている本屋はなく、順番に購入するのは結構大変でした。
なるべく安く買おうと思い、
ブックオフを探したり、ブックオフオンラインで注文したり、
大型書店で探し回ったりと18巻購入は大変でした。


文庫1巻−女薫の旅
文庫2巻−女薫の旅 灼熱つづく
文庫3巻−女薫の旅 激情たぎる
文庫4巻−女薫の旅 奔流あふれ
文庫5巻−女薫の旅 陶酔めぐる
文庫6巻−女薫の旅 衝動はぜて
文庫7巻−女薫の旅 放心とろり
文庫8巻−女薫の旅 感涙はてる
文庫9巻−女薫の旅 耽溺まみれ
文庫10巻−女薫の旅 誘惑おって
文庫11巻−女薫の旅 秘に触れ
文庫12巻−女薫の旅 禁の園へ
文庫13巻−女薫の旅 色と艶と
文庫14巻−女薫の旅 情の限り
文庫15巻−女薫の旅 欲の極み
文庫16巻−女薫の旅 愛と偽り
文庫17巻−女薫の旅 今は深く
文庫18巻−女薫の旅 青い乱れ


追記:2009/2/8
・18巻を順に書店で購入することは結構大変。
 このシリーズ自身は、大きな書店にはあるが、数冊は棚にあるが、
 18巻全てはなく、当然順番に入手も難しい。
・18巻全てを友人に貸した。
 18巻をまとめて持つと、結構な重さ。