池波正太郎

丹波大介の活躍 火の国の城

◎ 火の国の城(上) 火の国の城(下) 忍者丹波大介 の続編のような感じの作品だった。 丹波大介が主人公だが、 徳川家康、豊臣家を取り持つ加藤清正の苦労、亡くなるイキサツなども 歴史を感じる話だ。 「蝶の戦記」「忍びの風」「忍者丹波大介」「火の国の…

江戸時代の裏社会を綺麗に描く 闇の狩人

◎ 闇の狩人〈上〉 闇の狩人 (下巻) これもBookoffの105円本。 池波正太郎作品には、江戸時代の生活、暮らしなどを知るには非常に面白い著作が多い。 この本は、お家騒動で同僚に殺されかけて記憶喪失になる剣豪を助けた盗賊、香具師、 それぞれの仲間争いな…

江戸時代の波瀾の女性の話 旅路

◎ 旅路 (上) 旅路 (下) Bookoffの105円で探した本。 1982年発売の文庫本なので、ページは真黄色。 池波さんのい作品では女性の話は少ないと読んだが、 これも女性主人公の小説。 彦根藩の下級武士に嫁いだ19歳の妻が、 夫が同僚に殺されることで人生が大きく…

忍びの女 池波正太郎の女性主人公作品

◎ 忍びの女(上) 忍びの女(下) 豊臣家の猛将福島正則に接近する徳川方の甲賀の女忍者伴小たまとの絡みを通して 関ヶ原の戦いがどう始まっていくのか、 徳川家康が江戸幕府を始め、戦国時代が終わって 武将が不要な時代に移り変わっていく時代の様子が良く判る…

数作品でいろいろな角度から読める 堀部安兵衛

◎ 堀部安兵衛 (角川文庫) 池波正太郎の作品では堀部安兵衛が出てくる作品が幾つかさるようだ。 始めに読んだ池波正太郎作品のおとこの秘図〈上〉では、 徳山権十郎が5歳の時に 堀部安兵衛が助太刀する高田馬場での決闘を見る場面から始まる。 この本では、そ…

始めて読む大石内蔵助の話 おれの足音

◎ おれの足音―大石内蔵助 (上) おれの足音―大石内蔵助 (下) 大石内蔵助の幼少の自分から赤穂浪士の討ち入りまでの長い人生の話。 幼い頃は出来が悪かったが、成年後は凄くできた人だったとのこと。 赤穂浪士だから当然だが堀部安兵衛が出てくるが、出会い方…

雲ながれゆく

◎ 雲ながれゆく 池波正太郎を読むのは3作目。 たまたまだったが、先日読んだ秘密 で、主人公の片桐宗春の診察で病気が全快するのが、 この本の主人公お歌だった。 何だか連続で読んでいるように思える。 執筆は逆の順番だったようだ。 江戸時代の商人の子供…

やはりサムライものは面白い 秘密

秘密 (文春文庫) 今度は池波正太郎にはまり始めた。 決闘で家老の息子を殺してしまった侍が、あだ討ちから逃げ回る話。 江戸での生活部分だけが書かれているが、 江戸時代の様子が絵に描いたように目に浮かぶ説明。 この辺が池波正太郎の話は面白いのかな? …

初めての池波正太郎 おとこの秘図

◎ おとこの秘図(上) 数週間前に本屋でたまたま購入。 始めて読む池波正太郎さんの作品。 江戸時代の徳山五兵衛という旗本の一生。 妾腹のために父親に嫌われ、 20歳前に京都へ出奔し、いろいろな経験。 後に将軍を助けたり、盗賊の捕り物役を勤めるのだが…