貧困の現場の様子 アメリカ下層教育現場

◎  アメリカ下層教育現場 / 林 壮一 (著)


アメリカ在住の日本人ライターの高校臨時教員としての経験談


他の本でもよく語られているアメリカの貧困と教育の問題が
学校という現場の様子から垣間見える。


昔はチャンスの国だったのに,
今では物質主義,行き過ぎてしまった資本主義のためか,
貧しい人は成功をつかみ難い国になってしまったようだ。


この著者も著作時点で11年間もアメリカで頑張っている。
セカンド・チャンスという言い方で,
子供達に勉強の重要性,必要を説いている。


単に貧困の問題の指摘よりも,
教育の場での話しで,切実感がある。
やる気のなくなってしまった貧しい子供も
元々は可愛い,元気な子供だった,
社会環境でやる気が失せてしまった様子も判る。


感動的な経験談だ。