目標達成方法の実例 TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール
◎ TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール
この本も、どこかのブログで紹介されていて、読んだのだと思う。
TOEICで点数を取る、英語の勉強法の説明だが、
目標達成の方法を英語で実践した実例。
英語、TOEICで高得点を取るにも役立つが、
仕事術としても素晴らしい内容。
自分の現状を分析し、
本当にやりたいこと、目標を定め、
数年間の道標を決めて、
そこまでの英語の勉強方法を決めて、
その勉強を実践していく仕事術。
これをTOEICと英語という目標で実践した実例。
仕事をしていく上で、役立つ知恵が沢山ある。
以下、気になる記述のメモ
65ページ
「やる気が出る仕組み」は、クルマでいえばエンジンのようなもの。英語学習のクルマが止まってしまわないよう、エンジンを動かすためのガソリン=「やる気の源」を準備し、ガス欠になる前に注入できるようにしておきましょう。
勉強・仕事のことばかりではダメで、
やる気を継続させることへの考慮が必要。
そしてその具体的な方法が、
66ページ
1つめは、どれくらい成長したかを”見える化”して確認することです。・・・・・たとえば覚えた単語の数を記録してグラフ化すると・・・・
67ページ
2つめは、英語学習のライバルを見つけること。
68ページ
3つめは、「集団の力」を利用することです。
私は、週末に通訳者仲間と勉強会を開いています。同じ目標や志を持つ仲間がいると、・・・
83ページ
単語は、無理に「暗記しなくては」と考えず、「会う回数を増やして少しずつ仲よくなろう」と考えたほうがいいと思います。
134ページ
外国人と話す機会をつくったら、まずは単語を並べるだけで構いませんから、自分の意思を伝えることに挑戦します。
これは自分の体験と合致している。
私も英語で外国人と話し始めた始めの10年くらいは単語だけで話していた。
仕事上でも、この方法で全く問題なかった。
リーディングにかんして
144ページ
もう1つは、「英文は一定のルールに従って論理展開されているものだ」と知っておくことです。「重要なことは必ず冒頭に書かれている」「重要な情報は表現を変えながら繰り返し登場する」「結論が出てくる前には”In conclusion””After all""What I want to say is〜””In summary"など『ここから結論を書きますよ』というシグナルがある」ということを知っているだけで、読解力はぐんとアップします。「重要なポイントさえ押さえられればよい」という場合は、全文を読まなくても「この文が何をいいたいか、冒頭に注目しよう」「結論は何をいっているのかな」とチェックするだけですむことすらあります。
141ページ
英語がどのようなルールで書かれているかを知るには、エッセイ・ライティングを学ぶのが効果的です。エッセイ・ライティングとは、「最初に結論を書き、次に理由を述べ、具体例を3つ挙げ、『だから私はこう思う』と再度結論に導く」といった”英語の方程式”に従って英文を書くもの。アメリカの学生は、必ずエッセイ・ライティングを学びます。
152ページ
リーディングのコツを説明する際に少し触れましたが、英語の文章は論理展開のパターンが決まっています。「まず何をいいたいかを述べ、理由を説明し、具体例を挙げ、結論をまとめる」というのが基本スタイルで、どんな議論もこのパターンで展開していくのが一種の”作法”なのです。これは多種多様な人種で構成されているアメリカ社会において、誤解がなく、かつスピーディにいいたいことを伝えるために共有されているルール。アメリカでは学生が必ず「エッセイ・ライティング」を学び、このパターンを身につけることになっています。
154ページ
最後に、英語学習プログラムに「組み込まなくていいこと」を2つ挙げておきたいと思います。
一つは、単語を覚える際などに行う「繰り返し書くだけの勉強」です。スペルを覚えるために何度も単語を書くのは、学習法として非効率といわざるをえません。同じ時間を使うなら、自分の口で単語を読み、耳で聞き、実際に使ってみるほうがずっと高い効果が期待できます。
もう一つは、難しい文法用語。・・・文法の勉強は必要ですが、先に見たようにパターンで身につけていけば十分。
171ページ
TOEICで問われているのは精読できる力ではなく、「現場で使える適用力=限られた時間内に必要な情報を正しくピックアップできる読解力」
174ページから
”TOEIC攻略のポイントを押さえる”
(1)まずは単語力を伸ばすことに力を入れる
(2)リスニングは耳を鍛え、とき方のコツを押さえておく
(3)文法はパターン学習。問題を解き、解説を読んでいパターンを身につける
(4)リーディングは「全部を読まず、要点をピックアップして解く」力をつける
178ページの
”TOEICで高得点=英語ができるわけではない”
これには全く同意。
185ページ
長文から要点を拾うスピードを上げるには、TOEICによく出るタイプの文をたくさん読み流しましょう
200ページの図”英語学習プログラムづくりのステップ”、
224ページからの図3つ、工夫次第でいつでもどこでもできる!英語学習法リストは
読む、聞く、話す、書く別に
教材、いつ、どこでやるか、どうやってやるか
と実践的で、役立ちそう。
227ページに最後に
「やってみたけれどレベルが合わず、楽しめなくて続かなかった」といったこともあると思いますが、それは当然のこと。私もずっと、「こうやったらいいかな」「こんどはあれをやってみよう」と試行錯誤しながら英語学習を編み出してきました。「押してだめなら引いてみる、引いてダメなら叩いてみる、叩いてダメなら蹴飛ばしてみる」というくらいの気持ちで臨みましょう。
まあ、あきらめずに、いろいろと工夫して、継続ということ。
でもこの本でTOEIC、英語の勉強への対策ができそう。
英語だけでなく、仕事、自分の希望・夢へなどへの目標達成には
全く同じ手法が使えそう。
紹介されている参考書籍
・TOEFL TEST対策完全英文法 文法をパターンで学習したいという方向け
・絵でわかる前置詞の使い方 (アスカカルチャー) 絵で直感的に前置詞の意味が判りやすい
・外国映画英語シナリオ スクリーンプレイ・シリーズ 映画のシチュエーションの解説もあるそうだ。外国の習慣など言葉だけでは判らないことも多いから、このシリーズは便利そう。
・決定版 英語エッセイ・ライティング エッセイ・ライティングの参考書
・TOEICテスト初挑戦のための英単語と英熟語―出題頻度順英単語1127と英熟語322 TOEICテスト向けの英単語勉強には良さそう
・新TOEIC TESTリスニング完全攻略 CD付 ([CD+テキスト]) CD教材でリスニングに慣れる