最後の銃弾 (集英社文庫 フ 18-18) (集英社文庫 フ 18-18) (文庫) 著者のサンドラ・ブラウンはロマンスものが本来の作品のようだが、 この作品は珍しい刑事もの推理小説。 翻訳ものは出だしに読み慣れるまでは少々時間が掛かるが、 慣れると面白い作品は読み…

禿鷹の夜 (文春文庫) (文庫) この作品が悪徳刑事 禿富鷹秋の最初の作品。 先に読んだ2作目の方が面白い。 確かに悪徳刑事だが、悪徳さが2作目の方が激しく、1作目は本当に悪徳ではない。 最後のどんでん返しにも、2つほど布石があるが、少々見え見えさを感じ…

無防備都市 (文春文庫―禿鷹の夜) (文庫) 逢坂 剛という作家の本はよく見かけていたが、先日まで手が出なかった。 呑みに行く前に本屋で、無防備都市 を購入し、今日読み終わった。 禿富鷹秋という悪徳刑事の話。 やくざと組んで、別なやくざをやっつける話な…

大沢在昌の帰ってきたアルバイト探偵(アイ) (講談社ノベルス) (新書) を読み終わる。 大沢 在昌というと新宿鮫のシリーズが有名だが、 この冴木隆なる高校生が親父の探偵を手伝うアルバイト探偵シリーズも好きだ。 そんなにキチキチに書かれたハードボイルド…

先日本屋で偶然購入した本 愚か者死すべし 沢崎という探偵が、警察署での狙撃事件を黙々と解決していく話。 自分ではハードボイルドと分類するの探偵小説、推理小説だ。 私の好きな探偵は、ハードな仕事の仕方でなく、 淡々と事件を解決していくタイプ。 こ…

録画してあった映画を見る。 英語での題名がLaughing Policeman。 訳すと笑う警官。 これは昔の有名な推理小説。 笑う警官 昔から読みたいと思っていた本。 これの映画化のようだ。 ウォルター・マッソー主演。 映画の邦名は”マシンガン・パニック”。 Amazon…

砂の狩人 (上) 砂の狩人 (下) 先週は社内の認定試験の勉強で忙しく、その反動で一気に読んでしまった。 気分換えには推理小説、ハードボイルドが一番だ。 主人公はいつものように刑事。 場所は新宿。 設定も結構変わっていて良い。 ただし、下巻になると少々…

サウダージ 渋谷のチンピラ集団の話のヒートアイランド の続編が、いまいち良く判らんギャングスター・レッスンだったが、 そのまた続編の、このサウダージは面白い。 久々にハードボイルド。 渋谷のアキラの始めての仕事。 その前に、昔の仲間に入りかけて…

ゆりかごで眠れ 久々に読むコロンビアの話。 部下を裏切らない日系2世がボスのコロンビアマフィアの話。 日本支社で警察に捕まった部下を助けにボスが来日。 2年前からボスの幼女になった6歳の少女、部下を捕まえた警察官、 それらとからむ元女刑事などを、 …

クレイジーヘヴン 田舎町の旅行会社社員が、 中年ヤクザを殺してしまい、 その情婦と暮らし再度事件を起こしていく話。 何時もの垣根さんの作風と違う。 非常に生臭く、性描写も凄い。 何時もは大人しい青年が、 偶然に湧き上がる怒りで、暴力を振るうシーン…

この本が、垣根涼介さんの最初の作品だそうだ。 参考：http://www3.ocn.ne.jp/~kakine/profile.html サントリーミステリー大賞と読者賞というのを受賞しているとのこと。 こういう賞を受賞するくらいなので、面白い。 ベトナムで行方不明になった父親を探し…

各500ページ近い文庫本、上下の2冊。 非常に長い長編。 1961年にアマゾンに移住する日本人達の話から始まる。 ヒートアイランドで垣根さんのハードボイルド著作に感激して読んだのに、 130ページほどはアマゾンの話が続く。 昔の日本政府の愚策を訴える本で…

２，３日前に読み終わった、ヒートアイランドの続編ということで、 ギャングスター・レッスンを読む。 ヒートアイランドの主役のアキが、 いよいよ裏業界の金を横取りするグループに参加していく話。 ヒートアイランドとの違いに驚き。 緊張感もなく、文体も…

また面白いハードボイルド作家を発見した。 久々に夜を徹して読みそうだった。 3日前にタイトルにひかれて買った。 読み始めて面白く、昨夕から一気に読んでしまった。 おかげで夜1時までかかって、ビールも4本飲んでしまった。 渋谷のストリートファイター…