書籍

ミステリー小説のような構成力 影武者徳川家康

◎ 影武者徳川家康〈上〉 全く知らない本だったし、 著者名は時々見かけていたが、全く知らない作家だった。 「不眠本中の不眠本」とあるブログで紹介されたので読み始めた。 家康が影武者だったという話し自身も聞いたことがなかった。 家康の影武者だった世…

日本を改善するために読むべき本 電力危機をあおってはいけない

◎ 電力危機をあおってはいけない この本も誰かのブログで知った。 本書の狙いは日本の電力政策について、その場の空気や政治状況に流されるのはなく、事実とデータに基づいて戦略的に方針を立て、日本にとっての最適解とは何かを読者の皆さんとともに考えて…

近未来に起こりそうな話 サイバーテロ 漂流少女

○ サイバーテロ 漂流少女 どこかのセキュリティ系記事/ブログで この本の話を読んで、図書館から借りて読んだ。 題名、本のカバーを見れば判るように、 高校生が集団で、サイバーテロ事件を引き起こす話。 セキュリティ系に興味のある人には面白い本。 話の…

マーケティング、経営に役立つ本 ソーシャルメディア炎上事件簿

◎ ソーシャルメディア炎上事件簿 炎上事件が列挙されていると思って借りて読んだが、 マーケティング、経営者向けのネット時代の企業経営に役立つ本だと思った。 目次を見ると判るが、 炎上事件事例を挙げて、これを分類し、 問題点、対応方法などを書いてい…

騙しのテクニック集 ソーシャル・エンジニアリング

◎ ソーシャル・エンジニアリング ソーシャルエンジニアリングのテクニック、訓練方法、事例など満載の 400ページに渡る本。 凄い中身の濃い本で、これ一冊習得すれば、 ”あなたも今すぐにハッカーになれる”という感じの ソーシャルエンジニアリングの教科書…

犯罪者視点での防犯 犯罪者はどこに目をつけているか

◎ 犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書) 犯罪者へのインタビュー、書籍などから 犯罪研究者が、防犯方法を書き出している。 自分自身、家、近隣、都市と段々対象を広くしていき それぞれの防犯対策を論じている。 犯罪者の視点で述べられているので、…

素晴らしい人間観察 ガーデン・ボーイ

◎ ストロベリー・ロード〈PART3〉ガーデン・ボーイ やっと読み終わった、 石川好さんの南カリフォルニアでの1965年から1969年の4年間の生活の 3部作の最後の1年、 1968年夏から1969年初夏までの1年間を ガーディナーとして過ごした1年の話。 この前の1年間は…

ストロベリー・ロードの2部目 ストロベリー・ボーイ

◎ ストロベリー・ボーイ―ストロベリー・ロード PART2 前作、ストロベリー・ロード は、著者の4年間のアメリカ生活の始めの2年、 1965年4月から1967年7月だったが、 この続編である、1967年夏のニューヨークから始まるカリフォルニアへ戻る旅、 1年後にストロ…

黒人奴隷の歴史が良く判る ゴスペルの暗号

◎ ゴスペルの暗号 秘密組織「地下鉄道」と逃亡奴隷の謎 偶然図書館で見つけて読んだ本。 ゴスペルには、黒人奴隷が逃亡するための暗号が含まれている という話で読み始めたが、 逃亡の方法、南北戦争の切っ掛けになる話しなどが 黒人奴隷の歴史的な話で面白…

素晴らしい人間、アメリカの分析 ストロベリー・ロード

◎ ストロベリー・ロード〈上〉 (文春文庫) ◎ ストロベリー・ロード〈下〉 (文春文庫) アメリカへの旅行、もしくは滞在日記と思って読み始めたが、違っていた。 特に下では、その人間のあり方などの分析が素晴らしい。 1947年生まれの著者が、 カリフォルニア…

日本の企業を改革する提言 勝つための経営

◎ 勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書) 日本の製品が何故売れなくなっているか、 日本の企業の問題点をしてきした、非常に面白い本。 日本企業、特に製造業では、 昔のままのビジネス方法にしがみついて、 現代、デジタル…

鳴沢了シリーズ最終章 久遠

◎ 久遠〈上〉―刑事・鳴沢了 (中公文庫) ◎ 久遠〈下〉―刑事・鳴沢了 (中公文庫) 鳴沢了シリーズ最後は久遠の上下2巻。 毎巻完結だが、 この最終巻では、昔出てきた話、伏線が沢山出てくる。 この最終巻を読んで判ったが、 鳴沢了シリーズは10巻で1つの話にな…

自由が一番という考え方 エ・アロール―それがどうしたの

◎ エ・アロール―それがどうしたの (角川文庫) 題名の”エ・アロール”というのは、 フランス大統領だったミッテランが隠し子事件で 記者に質問されたときに、言った言葉だそうだ。 政治には直接関係ない、個人的な話だということ。 渡辺淳一さんは、年寄りだか…

久々に数学の本を読んだ 零の発見

○ 零の発見―数学の生い立ち (岩波新書) 昔は数学大好きで、数学の本を沢山読んだのだが、この本を読んだことがなかった。 暗号の本で、この本にふれていたので、図書館で借りて読んだ。 零の発見は素晴らしいことでということは 他の本でも読んでいた。 何も…

歴史の部分は面白い 暗号 情報セキュリティの技術と歴史

◎ 暗号 情報セキュリティの技術と歴史 この本も、誰かのブログで推薦されていて図書館で借りて読んだ。 1996年の出版を、今年6月に文庫本化。 内容は最新情報で訂正されているそうだが、 CALSとか一部の話に古さを感じさせる部分もある。 暗号の話ばかりかと…

まだ判り易い 図解クリティカルチェーン

◎ 図解 コレならできるクリティカルチェーン―もう、プロジェクトは遅れない! ザ・ゴールで有名なエリヤフ ゴールドラットのクリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか? を読んで、問題を解決していく話に感激。 でも小説風で解決し…

革新的なプロジェクトマネージメント手法な感じ クリティカルチェーン

◎ クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか? この本も、誰かのブログでの推薦で読んだ。 10年ほど前から有名になったザ・ゴールの著者 エリヤフ ゴールドラット博士の提唱する 制約条件の理論(TOC:Theory of Constraints)をプ…

誰もが情報発信する時代に必要な当事者としての思い 「当事者」の時代

◎ 「当事者」の時代 いつもの佐々木さんの本に比べて、主旨が判り難い。 いやー、読むのが大変だった。 465ページという新書本としては、非常に厚い本。 その始めの143ページまでは、 記者会見と夜回りという事件記者としての取材形式の話。 書名の当事者の…

官僚に操られるマスコミの話 メディアの大罪

○ メディアの大罪 誰かのブログで紹介されていて、 書名にも興味があり図書館に予約。 やっと借りられた。 副題に”テレビ、新聞はなぜ「TPP戦争」を伝えないのか” とあり、TPP反対の理由が述べられている。 要は、マスコミも政府も官僚に操られて TPP参加し…

刑事・鳴沢了シリーズ8作目 被匿

◎ 被匿―刑事・鳴沢了 今後は西八王子署に赴任したばかりの鳴沢了が 赴任直前に起きた国会議員の事故死の謎を解く。 1作目からちょこちょこ出てくる新聞記者とその家族の過去も暴かれていく。 この新聞記者は全ての作品に顔を出して変だなと思っていたが、 著…

刑事・鳴沢了シリーズ7作目 血烙

○ 血烙―刑事・鳴沢了 NYCへ行ってしまった恋人とその息子を追って、 ニューヨーク市警に1年間の研修へ行っている鳴沢了。 恋人の息子、勇樹がギャングに誘拐されて、 アトランタ、マイアミ、キーウィウエストとギャングを追いかけて行き 最後は勇樹を奪回す…

刑事・鳴沢了シリーズ6作目 偽装

◎ 讐雨―刑事・鳴沢了 今度は東多摩署に勤務。 ほぼ解決の連続少女誘拐殺人事件の調査から戻ってくる途中で 爆発事故に巻き込まれ、 この事件が大きく展開し始める。 最後は、事件を解決するだけでなく、 ニューヨークへ行ってしまった恋人の内藤優美、 その…

刑事・鳴沢了シリーズ9作目 偽装

◎ 疑装―刑事・鳴沢了 5作目までを読んでから、この9作目を読んでしまった。 鳴沢了シリーズでは、現実的で前作などで登場した人物の話などが出てくる。 今回のように、途中の作品を飛ばすと、 読んでいない作品での出来事が想像できてしまう。 この作品では…

刑事・鳴沢了シリーズ5作目 帰郷

◎ 帰郷―刑事・鳴沢了 父親の葬儀明けに尋ねてきた15年前の事件の被害者の息子。 時効になったばかりの殺人事件、 亡くなった父親が解決できなかった、ただ1件の事件。 忌引きで新潟にいる間の数日で、 壮絶な事件に発展していく。 恋人ととその息子との今後…

刑事・鳴沢了シリーズ3作目 熱欲

◎ 熱欲 シリーズ3作目。 前作の多摩署での事件で、 青山署に飛ばされ、生活安全課に飛ばされている。 大規模なマルチ商法を調べていくうちに 殺人事件に絡んでいく。 アメリカ留学時代の親友、 NYCで殺人課の刑事になった米国在住日本人二世もからみ、 その…

やる気を出す方法も判る脳の話 海馬 

◎ 海馬/脳は疲れない 仕事をしないといけないのに、やる気が出なくて、 やる気を出すにはと検索すると、 この本に書いてある、との解説があったので、 図書館で借りた。 糸井重里さんと脳学者の池谷さんという方の対談本。 海馬という記憶をコントロールする…

刑事・鳴沢了シリーズ 破弾2作目

◎ 破弾 新潟県警を退職し東京へ出てきたが、 結局、多摩署で刑事った鳴沢が 犯人を殺害した小野寺冴とコンビで ホームレス襲撃事件から、30年前の殺人事件を解決する。 これも謎解きの面白さ。 多摩、八王子辺りの土地勘があると もっと面白く読めそうだ。

刑事・鳴沢了シリーズ 雪虫 1作目

◎ 雪虫 地元新潟で刑事数年目の鳴沢了が殺人事件を捜査していくうちに 50年前の事件の真相を暴いていく。 結果、自分の祖父を失ってしまう。 推理小説、刑事物、探偵物は 事件を解いていく謎解きの面白さ。 鳴沢了シリーズは昔の事件との関係なども面白いの…

放送もコンテンツの時代

○ 図解 ケーブルテレビのすべて ケーブルテレビの設備機器を知りたくて、図書館から借りた。 残念ながら、この本はケーブルテレビ全般の解説で、 設備機器に関しては、さらった表面的な解説のみ。 ヘッドエンドが重要な機器と判った程度。 10年前の出版なの…

また発見した刑事シリーズ 刑事・鳴沢了 孤狼

◎ 孤狼―刑事・鳴沢了 以前からブックオフで気になっていた、堂場瞬一という著者の本。 数冊あったが、判らないのでとりあえず、適当に1冊。 鳴沢了という刑事シリーズの警察物。 10シリーズ、11冊の中盤の本だった。 警察官としての気概を持った鳴沢了が 警…